近年では、個別指導、個人指導、少人数指導、自立指導など、様々な言葉が出ています。最終的にはネーミングでは判断が難しいので、「個別指導」として大事な見極め、判断ポイントをいくつか書いてみたいと思います。
① 振替授業の有無やそのルールについて
わりと大きなポイントは、授業スケジュールの安定です。振替がない場合は、基本的にはいかなる理由でも休むことができないため、授業料のいくらかは「損失」が出るという覚悟は必要です。体調を崩しやすいお子様などはやや危険度が高いかもしれません。
どういう条件で振替ができるか、というのも大きく異なります。最も多いルールとして、連絡は「前日まで」「当日●●時まで」という塾が多いです。前日と当日でもかなり大きな違いがあるので、このあたりは当日都合での欠席がご家庭として多そうであるなら避けたほうが無難かもしれません。
さらに盲点となりやすのは、どのくらいの稼働率なのかによって振替ができる曜日や時間帯が大きく制限されます。もともとご家庭での選択肢が少ない場合は、思ったよりもうまく決められないということが起こります。また「先生」が変わるケースがほとんどです。
② 授業進度や内容は、「オーダーメイド」であるかどうか
講師に対する生徒が１：２、１：３、１：４いずれにしても、個別指導であるかどうかはあくまでもオーダーメイドスタイルかどうかによります。もし授業進度がすべての生徒が同じペースで進むことになっているのであれば、それは生徒が少なくても「集団授業」になります。
③ 教材の「多様性」を前提としているかどうか
基本は決まった教材を使います、という場合はランクが決められているため、お子様の学力に合っていない可能性があります。教えるかたちが個別のように見えても、教材のランクが難しすぎる、簡単すぎるということはありえますので、その基準が合っているかどうかは成績に大きく影響します。
④ 「授業報告書」が毎回出されているかどうか
授業指導報告書の有無は、個別指導としての最も大事な基準です。毎回の授業報告書がない場合は、個別指導とは言えないといっても過言ではないと思います。指導報告書は、保護者の方への報告ではありますが、講師自身がきちんとお子様に合わせて毎回きちんと内容を管理しているという記録でもあります。
ただ「紙」の報告書を発行している塾は、最初はうまくいっても、少しずつ保護者の方に伝わらないことが多くなります。お子様が渡すのを嫌がるケースが多く、少しずつ保護者の方もお子様に毎回出すように確認するのが面倒になるというのが最も多いパターンです。こうなると、報告書はほとんど意味をなさず、報告がないのと変わらない状態になります。
学習塾グレースガーデンもそうですが、基本的にはデジタルでの報告書（アプリ）で、保護者とお子様両方に送信されます。また一番大事なポイントですが、塾側も毎回、各自が「既読」されているかどうかを確認しています。またデジタルであることによって、自動的に統計化されるメリットもあります。
以上、基本的な「個別指導」としての特徴について記載しました。見た目のネーミングではこれらの違いが分からないので、授業料や授業時間など分かりやすいところだけで判断すると、入会後に物足りなさを感じるかもしれません。見極めの上で、上記の点をぜひ参考にしてください。
徳島塾グレースガーデン
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