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執筆者の写真Lord Dear

個別指導塾の先生探しは難しい!?

更新日:2月26日





 個別指導の塾探しの時に困るのが、どんな先生がいるのか、ということではないでしょうか。ほとんどの個別指導塾では、講師は「非公開」です。


 多くの場合、大学生の構成割合が多く、バランスが良い塾で社会人と半々になります。大学生とはいっても学力差は大きいので、講師が代わるタイミングは注意されたほうが良いでしょう。


 今回は、個別指導を探す際の「よくある勘違い」と、それを確認する「質問方法」や「見極め方」をお伝えします。



勘違い① 先生は、お子様を最後まで担当してくれる


 担任制の有無はありますが、多くの場合は核になる責任者や講師が在籍しているものと思います。しかし、お子様が小6でご入会されたとすると、中3になるまでに3年以上の在籍期間になります。


  1.  現実をお伝えしますが、大学生講師が中心の場合、平均で1~2年程度の勤務です。長くても3年になります。「就職活動」などの大きな節目があるので、優れた大学生講師であるほど、自分のキャリアを優先し離脱してしまうことになります。


 また、優れた大学生講師であるほど、大学のテスト期間やプライベートを大切に考えているところも多く、計画的に仕事を休みます。医学部・教育学部などの大学生講師は、奉仕精神が強く、有能な方が多いですが、1ヶ月単位の実習があります。


 こういうわけで、現実的に考えると、しっかり教え続けてもらうのは「奇跡」に近いところがあります。ご入会3ヶ月程度で退職し、先生の大半が変わることも珍しくありません。


 「質問方法」としては、ズバリ切り込んで聞くほうがいいです。


「この教室では大学生と社会人の割合はどうなっていますか?」

「この教室での講師の平均的な勤務期間はどれくらいですか?」

「担当してくれる先生の経験年数はどれくらいですか?」


 大学生がいいのか、社会人がいいのか、この点については外側から判断するのは難しいです。

 社会人のメリットは、長期的に在籍している場合、その後も授業を数年にわたって見てもらえる可能性が高いということです。


 長期的な在籍ではない場合、社会人の講師はアルバイトが「つなぎ」の場合があります。特に若い社会人講師は安定感がある方が多いものの、公務員試験や大学院進学などを予定していることがあります。


「この先生はここで何年ぐらい勤務しているんですか?」「この先生はどのくらいの生徒数を見ているのか?」など、内部生徒からの「支持」を確認すると良いです。


 

勘違い② 責任者が信頼できるので、きっと大丈夫だ


 責任者によって良い先生が育成されますので、良い先生探しの上では、教室長の存在は大切です。


 ただ問題は、その人はずっといるのか、ということです。そもそも教室責任者ではなく、面談コーディネーターだという事例もあります。複数校舎をもつ教室責任者には、「人事異動」の可能性が常にあります。

 さらに、塾での離職率は低くありませんので、2年程度で退職し、まったく違う人に変わってしまうこともあります。


 教室責任者への質問方法としては、


「◯◯さんは教室責任者でここにずっといますか?」(2校舎3校舎かけもちは危険)

「◯◯さんはここに赴任して何年ぐらいですか?」(2年未満の場合はさらに下を確認)

「◯◯さんは他教室への異動する可能性ありますか?」(多店舗なら聞いておく)


 兄弟などで通塾が長いご友人や知り合いから確認することもできます。簡単にいえば、この教室の責任者はずっと変わっていないか、という点です。



勘違い③ 明るくて楽しい先生は、成績を上げられないかもしれない


 お子様の価値観としては、先生の授業が楽しい、先生はいろんな雑談をしてくれる、という経験はとても魅力的です。


 ただ成績UPという観点では、授業のメリハリがなければ、「雑談」ばかりになり、授業としては崩壊してしまいます。毎回の授業で数百円は雑談に消えていることになりますので、このあたりはシビアに考えたほうが良いでしょう


 良い先生かどうかをジャッジする確実な基準があります。成績どうこうよりも、大切な目安になるかもしれません。


 お子様がその先生の授業を受けるたびに、さらに家庭学習が促進されているか


 この一点です。単なる雑談なのか、意図的な導きなのかは、保護者の方から判断するのはとても難しいです。ただその講師が優秀であれば、きちんと成績の目標をふまえて話しているはずなので、お子様の学習モチベーションは上がっていくはずです。


 逆に「今日はこんなに楽しい話をしてくれたよ」といったポイントに終始し、家庭学習からは逃げてしまうなら、授業の雑談は塾の勉強からの「逃げ」になっているのかもしれません。


 学習の定着には、指導上は「しつこさ」が必要です。この「しつこさ」は、お子様には「緊張感」が伴います。

 勉強は「良い汗をかいた」という意味での達成感はあります。しかし、少なくともゲラゲラ笑いが起こるという場面は不自然です。


 良い講師は、一定の「緊張感」が大事であることを知っています。



勘違い④ 説明が分かりやすい先生は優秀だ


 説明が上手であることは、一つの大事な講師の条件です。ただ説明ばかりする先生は、生徒の成績を上げるのはかなり下手です。


 教えれば教えるほど成績は上がりにくく、生徒自身で頭を動かして、自発的に問題を解いたり、説明してみたりしなければ、レベルは上がりません。


 そもそも説明が分かりやすいというのは、内容を噛み砕くことですが、常に教科書や問題は噛み砕いてくれているわけではありません。つまり、内容を噛み砕いてもらうことは理解の踏み台にはなりますが、ゴールではありません。


 最終的にはお子様自身で内容を噛み砕くことができるようにならなければ、理解に時間がかかり、成績が上がりにくくなります


 良い先生は、言葉のキャッチボールが重要ということを理解しています。あるいは、お子様自身で考える機会をたくさん作ることが大事だということも認識しています。ですから、説明は必要最小限にするよう努め、子供に話させてあげる機会を与えます。



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