個別指導塾に通っていて、実力テスト対策という文言があまり出てこないことにお気づきでしょうか?
「定期テスト対策はおまかせください」「受験対策はおまかせください」はたくさんネット上にありますが、「実力テスト対策はおまかせください」はかなり減ります。実際に個別指導塾として本気でやっていないことのほうが多くなります。
教務上の理由としては、実力テスト対策に時間を注ぐと、通常の学校内容の練習が不足するということがあります。週1回数学で90分以内であれば、ほとんどの塾は「最近」の予習あるいは復習のみで時間的に限界になります。実力テストを行えるとしても、おそらく授業1回分程度になりますが、もちろん「広いテスト範囲」には対応しきれません。
ただこのお話は、実際のところ「建前」でもあります。というのは、講師が「学生」である場合、学力や指導経験が不足しているケースがあり、実力テスト対策の指導ができないことが十分にありえます。いずれにしても、また大手個別指導塾の営業としては、点数の実績が作りにくいため、アピールポイントになりにくいという戦略もあります。
実力テストが悪かったら、塾はどう対応するの?
保護者の方からすると、そう思うのが自然です。結論を申し上げると、やはり放置になることが多いかと思います。
ただ当塾の見解を申し上げると、実力テスト対策はできないというのは「言い訳」に近いようにも思われます。というのは実力テストにも「基本問題」はありますから、短期間でも努力すれば、お子様に解ける問題はあります。つまり、実力テストというものを、細分化して考えることができれば、十分に小さな目標は立てられるのです。
成績が悪い子供ほど、多い発言があります。
「実力テストは内申点に関係ないからいいでしょ」
「実力テストは実力でやるもんでしょ」
この2つです。しかし成績上位層で実力テストを「無策」で戦う生徒はいません。テスト範囲表を見て、苦手単元に向き合う姿勢があります。それは自分自身の「課題」意識をもち、それを「解決」しようとする思考や行動を持っているということです。
当塾では、どれほど成績が悪くても、実力テストに対するプリントは配布するようにしています。最終的にはそれはゴミになるだけかもしれません。しかし、スタートは、結果よりもまず、実力テストに向き合う「姿勢」そのものなのです。その意味では、個別指導塾においても、同じ「姿勢」は求められると言えるのではないでしょうか。
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