第2回基礎学力テスト(2023/11/15)が終了しました。第1回、第2回と続け、反動で、ここから勉強のやる気がなくなる生徒さんも少なくありません。残り期間を後悔しないために、第3回基礎学力テスト~受験までの大切な考え方や動きをまとめます。
① 足をとめない
当然のことながら、受験勉強は続いています。みなさんが第2回基礎学力テストという「中継地」で、どれほどエネルギーを使ったとしても、モチベーションを落とし、勉強をしなくなることは、大きな時間のロスです。
仮にここから1週間の休みを取ったとします。1日1時間の学習をやり続けた生徒とは7時間の差、1日3時間の学習をやり続けた生徒とは21時間の差になります。リフレッシュは大切ですが、常に足はとめないというイメージは、とても重要です。
第2回基礎学力テストによって、点数結果にショックを受け、今まで私は何をしてきたのかと落ち込むこともあるかもしれません。それでも、足をとめない。それがこの受験マラソンで、絶対に勝つための条件になります。
◯ 目標は合格でもボーダーラインでもなく、その先にある
基礎学力テストの点数結果が良かったとしても、悪かったとしても、気をつけてほしいことがあります。このままでいけば合格する、このままではまずいという、いずれの評価についても、みなさんが高校で成績が安定することを意味してはいません。
例えば、ある普通科高校でのボーダーラインが300点で、生徒のみなさんが300点を取れたとします。そこで、確かにその高校に合格する権利を得ていることになりますが、これが高校での順位や偏差値において上位になることを意味するわけではなく、むしろ多くの場合、成績順位は下位、どんどん悪くなります。
つまり、そのボーダーラインを基準として、合格者上位は350点、最下位は280点だとすると、ボーダーラインの300点は、1教科あたり60点であり、最上位は1教科あたり70点を取っていることになります。
この1教科10点の差は、これからの12月から3月までの間で、さらに開く可能性もありますし、逆にみなさんの努力でいくらか追いつくかもしれません。
今、ほとんどの中3受験生は、時間に余裕があり、勉強に集中できる環境にあります。ところが、高校になると移動時間や部活動、友達との交流が再開されます。勉強時間は取りにくくなります。それにも関わらず、高校での勉強は難しくなります。
したがって、生徒のみなさんが点数が良かった、悪かったに関わらず、勉強し続け、さらに高い点数を目指していくことは、絶対にメリットがあります。そういった意味で、ボーダーラインというものに囚われすぎず、5教科総合点のアップを目指しましょう。
◯ いま家で勉強できていないなら、高校生活で必ず後悔する
受験期の秋以降の勉強時間はおおよそ1日平均3時間以上、来年以降は1日平均4時間以上になってきます。ここで3つの勉強パターンを想定します。
① 家でも塾でも、どこの場所でもあまり勉強できていない
② 塾や学校でのみ勉強ができる、家に帰ると何もできない
③ どこでも勉強できるし、最善を尽くしている
①だけでなく、②の生徒も注意が必要です。家で勉強できないという状況は、高校受験後に大きな問題になります。高校生活では、中3ほど時間が取れないので、塾で自習する時間にも限界があります。対応する教科も多く、一つ一つ塾で対応してもらえません。
つまり、自分で自分をきちんと管理していかなければいけなくなります。
家で勉強ができない要因をあらためて見直してみましょう。これが必要なのは、受験期間だからこそ自分の勉強スタイルを作ることが、将来とても重要なプラスになるからです。
家でできないのは、場所の問題ではありません。部活でいえば、どのように練習メニューを作るのかという別のスキルになります。まずはスモールスタート。今日1日、何をどういう時間制限で実行するか、小さな目標と計画で開始しましょう。
計画は失敗します、しかし計画の失敗がなければ、計画力は身につきません。いっぱい小さな計画を作り、失敗しましょう。それがやがて大きな計画力=勉強力になります。
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