お問い合わせやご相談のなかで、圧倒的に多いキーワードがいくつかあります。
① 自習できるスペースはありますか?(家ではしないので)
② 質問は自由にできますか?(分からないところが多いので)
● 自習するスペースがあるかないかと、お子様が勉強するかどうかは「別問題」
よくある現象ですが、自習スペースが「仲良い生徒のたまり場」になっていて、うるさい、あるいは寝ているといったお話があります。
こういった学習塾の特徴は、「自習スペースを売りにしている」ことです。しかし、実際には管理上の限界があるため、特に授業のピークになると面倒を見ることができません。自習スペースが死角になっていると、こういう問題がよく発生します。
さて、学習塾グレースガーデンの答えは、こうです。
勉強ができないことは、自習スペースがあるかないかとは別にあります。先に考えるべきポイントはみなさんの想像よりも多いかもしれません。最も共通するのは、「生活習慣」に大きな問題があるということです。
寝起きする時間がバラバラ、週末だけ寝すぎる、朝ご飯を食べない、スマホは1日2時間以上など、すべて学習に深刻な影響を与えます。これらの問題を解消せずに勉強に集中することはできません。
正確にいいますと、勉強以外のあらゆる行動でエネルギーが不足します。この問題は、自習室があるかどうかとは無関係であり、問題の焦点は勉強時間や勉強の環境ではなく、生活の改善にあります。
その他のポイントについては、当塾の公式ラインの資料DLをご覧ください。https://lin.ee/MRl4G0N
● 質問する力は、立派な「学力」の一部であり、成長の証しです
ある程度、学力があり、成績が良好であれば質問ができることは良いかもしれません。しかし、成績が悪い状況においては、質問をしても問題の根本的な解決にならないことがあります。
大きな関門は、「質問していいよ」と言っても、そもそも「質問できない」ということです。その理由のNO1は、「何を質問したらいいか分からない」ということです。
仮に質問をするにしても、成績に困っている生徒ほど質問の内容は決まっています。
「この問題が分からないんです」という表現を使います。
この表現が「質問」なのかどうかは、個人的にかなり疑問です。
それでは成績が良い生徒の質問はどんな感じなのでしょうか?
実は、成績が良い生徒ほど、質問はほとんどしません。
質問が多い子の「本性」に迫っていくことで、この答えが見えてくると思います。子どもたちは、何を使って、どのようなことを聞くのかを想像してみましょう。
まず、それは何かの「宿題」であるはずです。
つまり、自分で考えたり、調べたりするという行動をすべて省略して、いったん先生に「わからん」といって聞いて、答えを教えてもらうということが優先です。
この意識の差が、やってもやっても問題が解けるようにならない、応用問題が解けないという現象につながります。最終的には、自分で調べる/自分で考えるという大事なトレーニングを放棄し、あきらめて、ひたすら質問を続けてしまうのです。
質問そのものが間違っているわけではありません。しかし、その多くは「方向」を間違えています。
質問は、それ自体が「学力」です。学習をして賢くなっていけばいくほど、質問力も高くなります。つまり、適切な質問は、とても学習をしていることの証明でもあります。社会人として働く保護者のみなさんは、働くシーンのなかでそれを感じられることも少なからずあるものと思います。
塾の仕事は、質問されなくても、解いているシーンを見るなかで、お子様の「課題」を見抜くのが原則です。ですから、分からない問題を教えるということよりも、それが分かるようになるためにはどのような知識や練習が足りていないのか、また何をすれば突破できるのかといった具体的な「方略」を、子どもたちに伝えてあげられるかどうかです。
徳島塾グレースガーデン
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