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執筆者の写真Lord Dear

英語を今からどうするか 第2回基礎学力テスト2023

更新日:2023年11月11日



 今回は中3が今から英語でどう挽回するかを考えてみたいと思います。


 昨年度(2022)の第1回基礎学力テストにおいて、「英語」は県内平均は40点前半ぐらいだったのではないかと思われます(中学校によっても平均点に大きな差がありました)。


 今年度も昨年ほどではないせよ、本来なら実力テストで点数が取れる生徒でも、60点代が多かったのではないかと推測されます。


 2022年の第2回基礎学力テストの「英語」は、第1回に比べて易化し、平均点は跳ね上がりました。今年度は分かりませんが、いずれにしてもリーディングスキルを身につけること、これは無駄になりませんので、がんばってほしいと思います。



① 単語の暗記


 意味が分かる単語は、多ければ多いほどよい


 スペルが書ける単語ではなく、意味が分かる単語です。第1回基礎学力テストで英語の長文で時間が足りなかった、と感じたみなさん。読む量が圧倒的に不足しています。


 時間をあまり使わずに、

できるだけ単語の意味を多く覚えるにはどうすればいいのでしょう?


 過去形や過去分詞形、中1の曜日や季節など書かされやすい単語は別です。

しかし、多くの単語は書くことよりも、意味を理解して読むことが要求されます。


 つまり単語を書いて覚えることは大切ですが、それをやりすぎると他の科目の勉強時間が足りなくなってしまいます。もちろん英語でも、文法や長文の練習量は不足します。そして、覚える単語の量も不足してしまいます。


 1単語1秒とよく言われます。これは生徒のみなさんが、単語を見たときに意味がイメージで浮かび上がってくるまでのリミットです。


 覚えている、とはどのような状態なのでしょうか?


 このことをみなさんは「勉強ルール」として決めておく必要があります。


 1単語1秒で意味が出てくるかどうか、これを全単語で確認してみてください。その上で意味が1秒で迷わず言えるようになるまで、毎日全力でつぶしていきましょう。

 


② 文法


 すべての英文法を知っておくほうが良いのは間違いありません。しかし、現実として限界があるのも事実です。


 英文ですぐにつまってしまう人は、基本例文の暗唱が良いと思います。基本例文とは、教科書のレッスンごとでピックアップされている簡単な英文です。この英文を声に出して何回も読み、日本語訳だけを見て英文をスムーズに言えること、また何も見なくても英文を言えるようになることです。


 野球などのスポーツを習得する際、体が慣れるのが先なのか、頭で理解することが先なのか、どちらとも言えません。つまり、その動きが何なのかということをいくら先生に説明してもらっても、分からないものは分からない、という時期があります。


 多くの場合、勉強はジグソーパズルのようであって、その途中経過では全体の絵がどうなっているか分かりません。先生たちはその絵を頭でイメージできていて、みなさんに話します。しかし、生徒はその絵がないままにパズルの一部を組み立てています。


 したがって、残り期間が少ない場合、英語を苦手とする方は、理屈でどうこう理解するよりも、例文を口で発声し、日本語を見たら英文が滑らかに出てくるまでトレーニングをするほうが効果が高い可能性があります。


 「習うより慣れろ」と言われる通りです。例文から短い英文の構造が口から言えるようになってはじめて、先生たちからの説明が理解できるようになることも多くあります。


 例文暗唱によって、英語の空欄を埋める問題や並べかえなども強くなります。



③ リーディングスキル


 長文などリーディングのスキルとしては、上記の原則と同じです。


 最短距離を取るには、問題で出てくる長い英文に、意味が出ない英単語の下へ日本語の意味を書き込んでしまいます。その上で、20回ぐらい声に出して読むという方法があります。書いている英文が、日本語に変換しなくても、イメージが出てくるぐらいにまで読むことが必要です。


 読む量が足りていない、という理由はここにあります。


 ここで発音が分からない、読めないと感じる生徒さんがいるかもしれません。英語の発音を気にしていないことは、覚えることの大きな障害になってしまうので、必ずスマホなどで調べて、実際の英語音声に重ねて声を出して練習しましょう。



④ 長文問題を解く力


 英文を少し読めるようになったとしても、実際の問題では多様なジャンルの英文が出てくるため、情報を整理し、答えを判断する力が必要です。そういう意味では国語力であり、論理力が求められます。


 長文で答えを正確にさがすテクニックは存在します。しかしそれは英語というよりも、論理的なトレーニングになります。ただこの手法は、①②③の土台をきちんと作ってはじめて、効果を強く発揮します。


 その意味では基礎を固めるために、英語を毎日声に出していきましょう。その行動の上で大切なのは1単語1秒のように、どのような行動で「OK」とするのか、自分でしっかり決めてから取り組むことです。ここはレベルアップするために妥協してはいけません。



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