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執筆者の写真Lord Dear

通信教育/オンライン指導の限界について

更新日:3月13日



◯ 通信教育(タブレット含む)


 通信教育とは、チャレンジなどの紙媒体のテキストや、スマイルゼミなどのタブレット型のテキストを指します。


 これらのメリットは、保護者にとっては経済的・時間的負担が少なく、また保護者から学習習慣が見える化されるので安心感があるといったことが挙げられると思います。ただ同時に中学生になるにつれて、離脱が増えます。


 ちなみに、筆者である私も自分の子供にチャレンジをさせていますが、専門家視点からは「絵」や「広告」といったところで、学習に関連性の薄いものが全体に多く、問題文がどこから書いているのか、どこまで読めばいいのか困ることがあります。広告については、やむを得ない事情があるにしても、子どもの学習素材に入り込みすぎているとは感じました。


 とはいえ、お子様が自発的に行っているかぎりにおいては、学習の習慣化という点でプラスになる面が多いと思います。逆に言うと通信教材は、保護者が「管理」することを前提としています。ここの「管理」は、間違えた問題に対するフォローも含まれます。したがって、通信教材は、学習管理面では負担を増やすものであり、お子様の内容確認や再指導は保護者の皆さんにゆだねられているため、この点は注意が必要です。


この点から通信教材が向いていないご家庭は、以下の通りです。


① 保護者が共働きなどでお子様に対する学習管理、指導時間を取れない方

② 保護者にとって教科の指導内容が難しくフォローが難しい方

③ 子供から学習に対する強い反発を受けているご家庭(勉強嫌い)


 したがって、基本的に、通信教材は「補助」的なものであり、メインにすることは難しいと考えていただくのが良いかと思います。これはタブレットであっても同様です。



◯ オンライン教育


 近年は、オンライン指導でzoomなどを使えば、個別指導をしっかり受けられるサービスが多くなりました。ここでは、zoomなどを使ってリアルタイムに受けられる授業をオンライン教育とします(視聴するだけの映像授業サービスを除く)。


 安いオンライン授業は1:2以上が多くなります。他の生徒の声が気になる、先生が学生で雑談が多いといった傾向は、オンライン上の管理の限界から発生しやすく、お子様のモチベーションが低下するというリアルなお話を聞きます。


 リアルな通塾とオンラインの融合型では成功事例も多いようには思われますが、完全にオンラインのみというかたちになると、やはりお子様の自発性や自立性が不可欠になってくると思われます。オンライン指導においては、その点では保護者の介入も必要であり、定期的に塾に対して要望や改善を伝える努力が必要になってきます。


 これらの点をふまえオンライン指導が向いていないご家庭は以下の通りです。 


◯ お子様自身で学習に対して前向きに取り組むことができない方(勉強嫌い)

◯ 率直に授業上の問題をオンライン塾に指摘し改善を要求することが苦手な保護者の方

(メールなどのテキストで伝えることが得意)

◯ オンラインに必要なデバイスやそれの操作方法の経験が弱いご家庭


 またオンラインの各講師は都心部に居住しており、ローカルな情報に弱いため、試験時期や受験の傾向などを把握しきれないところがあります。この点ではオンライン指導は、共通のルールに基づく「大学受験」では強い効果を発揮しやすく、地域特性の強い「高校受験」では危険性があります。


 少なくとも徳島県の「基礎学力テスト」はあまりに独特で、オンライン授業では問題傾向に沿った指導はできないので、ご家庭のほうで受験情報の調査やフォローが必要になってきます。




徳島塾グレースガーデン

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